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2019年6月アプデ以降、サイト滞在時間が短いサイトでも上位表示するようになった?

6月のアップデートで私の所有しているサイトの多くが順位を回復しまして、現在は記事のリライト作業を頑張っています。

なので新規の記事作成はちょっとサボり気味です。

先日アップされた全日本SEO協会の最新動画ではgoogleの最新の特許について解説がありました。

googleが出願した特許情報の中に

「暗黙のユーザーフィードバックに基づいた検索ランキングの修正」

があり、検索順位を決定する非常に重要な指標が追加されたようです。

ここで埋め込んだ動画の14分40秒以降から、その内容が解説されています。忙しい方はぜひ途中からでも見てください。

googleが特許を取得したのが2019年3月12日で、その直後にコアアルゴリズムアップデートが行われています。

このアルゴリズムのおかげでサイト滞在時間が短いコンテンツでも、検索結果に上位表示することになっていることが分かりました。

・この記事ではgoogleが3月に取得した特許について
・サイト滞在時間が短くても上位表示するコンテンツの特長
・次のアップデートまでに行うべきこと

について解説してみます。

3月のアプデ以降どんなサイトが評価されるようになったの?

googleが3月に取得した特許のうち、全日本SEO協会の鈴木講師によって解説されている文章の原文をgoogleで見つけました。

参考:特許番号US10229166B1|googleの特許情報

以下はYouTubeの講義で表示しているセミナー資料の一部書き写しです。

・ショートクリック
悪いページを示していると考えられ、低いスコアが割り当てられる

・ミディアムクリック
潜在的に良いページであると考えられ、わずかに高いスコアが割り当てられる

・ロングクリック
良いページを示しているとみなすことが出来る。
従って、はるかに高いスコアが割り当てられる。「良いクリック」と言える。

・ラストクリック
(ユーザーが検索結果に戻らない最後のクリック)良いページを示してる可能性が高いとみなされ、かなり高いスコアが割り当てられる。

出典:【スクープ!】2019年3月と6月のGoogleコアアップデートでランキングシステムがどう変わったのかを解明|鈴木将司

googleがサイトの滞在時間を計測しているのはgoogleアナリティクスを見たことがある人はみんなご存知だと思います。

これまでのgoogleアルゴリズムでは滞在時間が長いサイト・ウェブページを高く評価しており、今後もこの指標は継続するようです。

そしてさらにgoogleは3月のコアアップデート以降、ユーザーが検索した結果から、ウェブページのリンクをクリックし、ウェブページを閲覧。

再び検索結果ページに戻るまでの時間をショートクリック・ミディアムクリック・ロングクリック・ラストクリックの4つに分類しているということが分かりました。

中でも私が一番驚いたのが「ラストクリック」が最も評価が高いという点です。

googleはユーザーが最後に閲覧したページをより高く評価するようになったということです。

サイト滞在時間が短いのに上位表示しているコンテンツの特長

3月のアップデート以降、私は最も大きくアクセス数が減ったサイトの中にあるサイト滞在時間が短いコンテンツを不人気のコンテンツと見なして、別のドメインに移すことにしました。

不人気のコンテンツを減らすことでサイト全体の評価が上がり、次のアップデートでサイトの評価が戻るのを期待したのです。

結果、6月のアップデートで、対象のドメイン全体のアクセス数が大きく回復しました。

そしてもう一つの発見がありました。

なんと、不人気だと思って別のドメインに引っ越ししたページが、引っ越し完了後徐々にアクセスを伸ばし、なんと6月のアップデートが行われた頃には元のアクセス数よりも増えているのです。

私はサイトのカテゴリーごとにアナリティクスで分析しています。

上の画像は2月中旬の時点でユーザー数が2468人をピークに推移していたメインサイトのとあるカテゴリ―記事群のアクセス数です。

これが3月のコアアップデートで激減しているのが分かりますよね。

そして3月末頃にこのカテゴリ―の記事をすべて別のドメインに引っ越しします。

引っ越し先はこれまで1年ほど所有していたドメインで、記事は10記事以下。ほとんどアクセスがないサイトでした。

記事を引っ越しした4月初旬~5月初旬頃までユーザー数は非常に不安定に推移しましたが、5月中旬以降持ち直しているのが上の画像で分かりますよね。

6月中旬には元のドメインよりもユーザー数を増やし、さらに上昇しつつあります。

他の記事と比べると、直帰率も高くサイトの滞在時間も短い「不人気な記事」と考えていましたが、削除せずに別ドメインで運用することを選んで本当に良かったです。

そして、引っ越し後に以前よりもアクセス数が増えた記事コンテンツの特長は「短文のお役立ちコンテンツ」です。

例えば「フォトショップの使い方」のような記事は、検索すればたくさん出てきますよね。

・photoshopで写真を丸く抜く
・photoshopできれいに切り抜きするには

といった記事はデザイナーさんやウェブサイトを運営しているブロガーさんなら一度は検索したことがあると思います。

このような記事を検索した場合、やり方が分かればそのページをすぐに離脱し、ブラウザを閉じたりしませんか?

そしてページの滞在時間は意外と長くはないはずです。

これ以外にも短文(1000文字以内)の記事で、サイトの滞在時間が短いけどラストクリックになりそうなのは専門分野の用語集のページなどが当てはまるのではないでしょうか。

用語の意味が分かればすぐにタブを閉じてしまいますよね。

ここからは私の推測ですが、これまでの「サイトの滞在時間で記事を評価する」というgoogleアルゴリズムだけでは、ひたすらコンテンツの量が多いページばかりが上位表示するようになってしまいます。

実際、上位表示していたウェブページは一時期、ほとんどが5000文字以上あるコンテンツボリュームの多い記事になっていました。

競争の激しいキーワードでは1万文字以上なんて記事もザラにあったのです。

文字数が多くなると関連するキーワードをたくさん含めることができるために上位表示がしやすかったのでしょう。

しかし、3月のアップデート以降、ラストクリックの評価が非常に高く評価されるようになったおかげで、検索上位表示するページは

「コンテンツ量が多く、詳しく書かれたウェブページ」

から

「ユーザーの検索意図に沿っており、ユーザーの問題を解決するウェブページ」

にとって代わっていくということになるのではないでしょうか。

次のアップデートまでに行うべきこと。私が行うこと。

当分の間は不人気のコンテンツ・サイト滞在時間の短いコンテンツを新しいドメインに移してリライトする。という作業になりそうです。

一つのドメインに記事がたくさん増えると管理が大変になり、ついついリライト作業をサボってしまいがちです。

そうすると記事の鮮度が落ちてしまい、質の悪いウェブページになってサイト全体の評価が下がってしまいます。

しかし、価値がないと思う記事を放置して削除する前に、新しいドメインに移してもう一度管理しなおしてみましょう。

新しいドメインになるとgoogleの評価が変わって以前よりも伸びる可能性もあるし、再び愛着を持って更新作業を行うことができるようになるかもしれません。

また、回復したサイトに新しいウェブページを作成するとき

「ユーザーの問題を解決する」

これに重点を置いたウェブページを増やしてみる。

そうすればドメイン全体の価値が高まり、重要なページの検索順位がさらに上昇するのではないでしょうか。

順位が落ちてしまった文字量の多い記事は、ざっくり要約した解説動画を作成して埋め込むというのも効果があると思います。

検索上位を維持するのは大変ですが、楽しみながら記事を育てていきましょう。

私はSEOについてネットで調べるのは限界があると思っています。

自力であれこれ考えるよりも、最新のコアアップデートを研究・対策手順を教えてくれるSEO専門のセミナーを受けることによって、最新のコンテンツ制作能力を身に着ける方が早く良い結果が出ます。

なので私はSEOの最新情報は全日本SEO協会で取得しています。

過去のセミナーはYouTube動画でも視聴できますよ。

参考:全日本SEO協会 鈴木将司YouTubeチャンネル

今回のセミナーは有料で視聴できるみたいですね。SEOの情報は鮮度が命です。

大変動!Googleコアアップデート大変動セミナー

3月12日と6月3日のアップデート後に順位上昇したサイトが実施したサイト改善術
オンライン・DVDセミナー

SEO協会公式サイト

ちなみに紹介していますが、ステマやアフィリではありません。

大阪のセミナーによく参加しているので、もしセミナー会場で見かけたら声かけてください。

「ブログ読んでます」って言ってくれるだけでマリオのように飛び跳ねますよ。

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このブログを運営しているYoshikiです。
SEOアフィリエイトを実践しながら、毎日SEOとペナルティ復旧の研究をしています。

このサイトではgoogleからペナルティを受けたサイトの復旧方法やSEO・ブログライティングを発信していきます。

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