
SEO検定1級~4級を最短で合格するためのポイントを解説するよ
2019年10月に更新しました。
SEOはWEBデザイナーやホームページの制作会社に勤めている方はもちろんですが、今やweb関連のお仕事ではない方にも必要不可欠な知識となってきています。
SEOについてネットを検索すれば様々なノウハウを見つけることが出来ますが、古い情報を元に検索エンジン対策を行うと高い確率でペナルティを受け、アクセス数を激減させてしまいかねません。
webからの集客がメインの商売をしている方は壊滅的に売上げが減少してしまう恐れもあるでしょう。
コンテンツマーケティングの普及で、ブログ記事をコツコツ書いて集客することが当たり前になり、ビジネスを行う全ての人がSEOについて熱心に学習しています。
SEOに関するセミナーは全国各地で行われていますが、その中でも知名度が高いのが全日本SEO協会のSEOセミナーです。
関連情報:SEO対策セミナー|一般社団法人 全日本SEO協会
全日本SEO協会はSEOの技術を段階的に学べる「SEO検定」を全国主要都市で開催しています。
私もSEOの知識を深めて自分のビジネスをもっと成長させたいと思い、SEO検定の4級から1級の試験全てを受験しました。
そしておかげさまで全て無事合格し、そこで得た知識を自分の運営しているサイトに反映させて広告収益を増大することが出来ています。
このエントリーではこれからSEO検定を受験したいと思っている方のために、SEO検定を最短で合格するためのポイントや出題傾向、SEO検定テキストを効率的に活用する方法について解説します。

SEO検定はアフィリエイターさんにもオススメなので広告収入が伸び悩んでいる方もぜひ読んでみて下さい。
目次
SEO検定とはどんな検定なのか? 難易度は?
SEO検定とは一般社団法人全日本SEO協会が全国4つの主要都市で開催している検定試験です。
2019年11月 SEO検定試験の開催日
東京会場:東京都港区西新橋1丁目11-1 丸万1号館7階 | 2019年11月17日 |
大阪会場:大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第三ビル15階 | 2019年11月17日 |
名古屋会場:愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38 愛知県産業労働センター ウインクあいち | 2019年11月10日 |
福岡会場:福岡市博多区吉塚本町9-15 福岡県中小企業振興センター | 2019年11月10日 |
※くわしくは公式HPを参照してください。
年に4回開催されており、東京、名古屋、大阪、福岡でそれぞれ試験日が異なります。
例:東京会場の2019年11月17日 試験時間
4級 13:00 – 14:00 (60分間)
3級 14:20 – 15:20 (60分間)
2級 13:00 – 14:00 (60分間)
1級 14:20 – 15:20 (60分間)
各開催地で1日に1級から4級までの試験が行われており、1日最大2回テストを受験できます。
(上の例で4級と3級または2級と1級を受験できます)
出題範囲と難易度

SEO検定のテキストと過去問題集
SEO検定は公式テキストと過去の試験問題集が販売されております。
詳しいテーマは公式サイトを参考にしていただければよいと思いますが、ざっくりと説明すると4級・3級はSEOについての基礎知識についてが主になっており、2級はSEOの高度な内容が含まれています。
さらに1級はモバイルSEOやローカルSEO、検索順位の落ちる原因や復旧方法についてなど、SEOの専門家がクライアントに向けてアドバイスするときに必要となるような知識が含まれています。

4級・3級は過去の試験問題をじっくりと取り組めば合格できると思いますが、2級・1級は受験者のこれまでの経験によって難易度が大きく変わると思います。
私は11月に1級から4級の全ての試験を受けましたが、2級が一番難しく感じました。
私がSEO検定を受験した理由
そもそも私がSEO検定を受けた理由についてお話します。
私が2013年の9月ごろから運営しているサイトは2018年の5月ぐらいで45万PV(ページビュー)になり、そのサイトから生まれるアフィリエイト収益も順調に伸びておりました。
しかし2018年の5月を境にいきなり16万PVぐらいまで激減し、収益も相応に落ち込んでしまいました。
ネットで調べたり、本を読んで得たSEOの知識でこれまでgoogleアルゴリズムのアップデートを乗り切ってきたのですが、ここまで大きな落ち込みは初めてです。
googleアナリティクスの解析結果を見ながら変な汗がねっちょり流れました。
この時点でSEOの独学に限界を感じて、外で学んでみようと考えていたところに見つけたのが全日本SEO協会のSEOスペシャリスト認定セミナーです。
(SEOスペシャリスト認定セミナーについても詳しくレビューしましたので合わせてご覧ください)
関連情報:認定SEOスペシャリストを取得したよ。どんな人が受講するべき?
このセミナーは上位表示に有利なページレイアウトやサイト構造、googleの最新のアップデートに対応した内部最適化、ソーシャルメディアの活用方法など私のようなアフィリエイターにぴったりのセミナーとなっており、そのおかげで自分のサイトの改善すべき点がハッキリと分かりました。

そしてこのセミナーを受けて、SEOは確かな筋の情報を定期的に収集し、常に自分の頭の中の知識を更新し続ける必要があることが分かりました。
全日本SEO協会には上位の講義に認定SEOコンサルタント養成スクールがあり、認定を受けるためにはSEO検定1級~4級のすべてを合格する必要があります。
自分のサイトの改善を図りながら、将来的には認定SEOコンサルタントスクールも受講しようと決めましたのでSEO検定を受けることにしました。
(現在は認定SEOスペシャリストもSEO検定の合格が必須となっています。)
そのような必要性もあって私の場合1か月猛勉強して(普段勉強しないので私にしてはですが)1級から4級を一気に取得しましたが、普通は自分のレベルと勉強に捻出できる時間を考えて一つ一つ受けるのが良いと思います。
また3級と4級は出題範囲やテスト内容も似ており、3級を受けるなら4級は受験する必要がないかもしれません。
検定4級の出題範囲と検定合格までにやったこと

SEO検定4級の公式テキストと公式問題集
受験しようと決めて早速SEO検定の4級公式テキストと公式問題集を公式サイトから申し込みました。
参考:SEO検定4級テキスト販売ページ|全日本SEO協会公式HP
SEO協会のホームページから申し込みが出来て、注文後3日程度で手元に届きました。
書籍版と電子書籍(ダウンロード版)のどちらかを選べます。私は書籍版を選びました。
SEO検定4級のカリキュラムはざっくりと以下のようになっています。
1章.Webと検索エンジンの仕組み
2章.Googleの特徴
3章.SEOの意義と情報源
4章.企画・人気要素
5章.内部要素
6章.外部要素
詳しくはSEO検定4級のカリキュラム|SEO協会公式HPをご覧ください
最初の1章~3章ぐらいまではWebサイトを3年以上運営している方なら大体わかるのではないでしょうか。
4~5章はSEOの実務的な内容があり、中でも4章の企画・人気要素は何度も見直しました。
SEO検定の合格点は80点と全日本SEO協会の公式HPにも記載がありますが、試験はいったい何問あるのかわからず、とりあえず問題集は全て答えられるようにしておきました。
実際に出題されたのは80問となっております。

公式問題集は250問ほどあるので一通り解答するのも時間がかかりましたが、全て選択問題なので集中してやれば1~2日で十分頭に入れられると思います。

愛知県産業労働センターの入り口
最寄りの試験会場は大阪ですが、今回の開催(2018年11月)で1~4級全部受験するには他の会場でも受験する必要がありました。
そこでSEO検定4級は名古屋で受験することにしました。
試験時間は60分で全て解答すれば時間途中でも提出して出ることが許されています。
受験後10日以内にメールで結果を伝えてくれるようです。その後書面での通知と認定証が送られてきます。無事合格しました。

全日本SEO協会のSEO検定4級認定証
認定証も一緒に届きます。4級はテキストと問題集さえ目を通しておけば簡単です。
検定3級の出題テーマと検定合格までに勉強したこと

SEO検定3級の公式テキストと公式問題集
SEO検定3級は4級の出題範囲と似ており、4級の内容をさらに深堀しています。
参考:SEO検定3級テキスト販売ページ|全日本SEO協会公式HP
SEO検定3級は2~3年ほどwebサイトの運営をしたことがあり、検索キーワードや検索ユーザーのニーズを捉えながらコンテンツを作れる方なら1~2日ほど勉強すれば問題ないと思います。
1章.検索キーワードの需要調査
2章.検索キーワードのパターンと目標設定
3章.上位表示するページ構造
4章.上位表示するキーワード出現頻度
5章.上位表示するサイト内リンク構造
6章.上位表示するサイト構造
詳しくはSEO検定3級のカリキュラム|SEO協会公式HPをご覧ください
3級も過去問題を解答すると最初から8割ぐらいの正解率となりました。
但し、パンダアップデートとペンギンアップデートのペナルティとなりやすい注意点や、総合サイト・専門サイトの最適な構成など、知らなかったことがかなりありましたので公式テキストは実務に役立つ部分が多かったです。
3級の試験会場は大阪で受験しました。
2018年11月のSEO検定試験大阪会場の時間割は2級と3級、または1級と4級を一緒に受けることが出来るようになっていたので、2級と3級を一緒に受けることにしました。
3級も4級と同様満点で合格することが出来ました。

全日本SEO協会のSEO検定3級認定証
SEO検定3級の認定証です。2級と同時受講したので2級の認定証と一緒に届きました。
検定2級は難易度が高い? 検定試験を受けるまでにやっておきたいコト

SEO検定2級の公式テキストと公式問題集
名古屋で4級、大阪で2級と3級、東京で1級を受験するというスケジュールで進めると毎週末に試験を受験することになり過密なスケジュールで受験しました。
そのような理由もあるかもしれませんが、SEO検定の中で難易度が一番高く感じたのが2級の公式テキストです。
参考:SEO検定2級テキスト販売ページ|全日本SEO協会公式HP
1章.コンテンツ資産の構築
2章.外部リンク対策
3章.トラフィック要因の重要性
4章.ソーシャルメディア対策
5章.アクセス解析と競合調査
詳しくはSEO検定2級のカリキュラム|SEO協会公式HPをご覧ください
SEO検定2級の公式テキストは1級の公式テキストよりも数ページですがページ数も多く、4級の倍ぐらいあります。
主にgoogleサーチコンソールとgoogleアナリティクスを活用したアクセス解析とキーワード分析を行い、流入キーワードからアクセス数を増やすためのプロセスを学べます。
私自身は元々文章を書くのが好きな方なので、競合の少ないキーワードを見つけてガンガンコンテンツを増やしていくのが得意です。
なので、公式テキストのようにアナリティクスやサチコで細かく分析をしてこなかったこともあり、試験問題集を初めて解答したときに50%ぐらい間違いました。
さすがにこれはヤバイと思って時間をかけて何度も試験問題を解き、公式テキストを読み返しました。
中でも5章で学べたことが今でも一番実務に役立っています。
3級と一緒に合格通知と認定証が届き安堵しましたよ。
受験後テキストを見直して間違いに気が付いた問題だと思います。1問間違えました。

全日本SEO協会のSEO検定2級認定証
2級の認定証です。
検定1級は意外と難易度が低いかも?

SEO検定1級の公式テキストと公式問題集
SEO検定1級の公式テキストと問題集が届いたタイミングでは2級テキストの難しさを感じていたので、2級の試験が終わるまで開くことが出来ませんでした。
参考:SEO検定1級テキスト販売ページ|全日本SEO協会公式HP
1章.モバイルSEO
2章.ASOとアプリマーケティング
3章.ローカルSEO
4章.Googleアップデート
5章.検索順位の復旧方法
6章.SEOの未来
詳しくはSEO検定1級のカリキュラム|SEO協会公式HPをご覧ください
テキストの内容はこれまでとは打って変わってモバイルSEOやアプリの解説となり、中盤ではローカルSEOの手法となります。
私自身はアフィリエイトサイトの構築や全国の検索ユーザーに向けての商品やコンテンツ販売を行ってきた経緯もあり、治療院や店舗などの地域ビジネス向けのSEOに携わったことがありません。
なので、1級の3章によるローカルSEOは読むとかなり新鮮です。
また5章では、最短で順位復旧が期待されるSEOコンサルタントの検索順位復旧アプローチが解説されており、かなり興味のある内容でした。

SEO検定1級試験問題集の解答用に使ったノート
1級の公式テキストは読み物としても面白く、スイスイ読めて試験問題に進むことが出来ましたが、1級の試験問題集はヒッカケ問題がこれまで以上に多い印象があります。
試験問題を5回ほど通しでやってみましたが、採点してみると前回間違っていなかった問題を間違えることが多かったです。
慌ててやるとミスを重ねてしまうかもしれません。
受験は東京の西新橋にある全日本SEO協会の東京本部セミナールームで行われました。
1級の問題集は270問ほどあり、おそらくこの中から80問出題されるのだろうと予想しておりました。
3章の問題が間違いやすくそれらを重点的に反復解答して対策しましたが、実際出題された問題は4級~2級の問題集で見たことがある問題も出題されておりました。
私は運よく同じ年度に全ての級を受験したのでそれらの問題にも対応できましたが、一級だけをいきなり受験した方は1級の問題集で見たことがないヒッカケ問題に手を焼く可能性があるでしょう。
試験が終わって通知が郵送してきました。
無事合格。1問だけ間違えたようです。間違えた自覚がなかったのでおそらくヒッカケ問題でミスしたのでしょう。

全日本SEO協会のSEO検定1級認定証
一級の認定証が来て安堵しましたよ。無事1級~4級を制覇しました。
SEO検定1級~4級を最短で合格するためのポイント まとめ
SEO検定の1級は企業サイトのSEO担当者向け、2級はコンテンツマーケティングの実務者向け、そして3級と4級はSEOの基礎編という位置づけでカリキュラムが組まれております。
全ての検定を受ける必要性があるかどうかは受験者のこれまでの実務経験によって異なると思いますが、ネットでSEOを調べて実務をしている方は3級あたりから初めても良いのではないかと思います。
googleのアルゴリズムは日々大きく変更しておりますので、SEO情報を詳しく発信しているブロガーさんやアフィリエイターさんの古いSEO解説記事を自分のwebサイトに適用した場合、高い確率でペナルティを受けるでしょう。
SEO検定ではgoogleアップデートを時系列で学ぶこともできるので、webの全体像が分かる4級テキストでも得られるものが多かったです。
SEO検定のビデオ講座を購入するべきか?
また、全日本SEO協会では各検定の公式テキストと問題集の電子書籍版と紙書籍版のほかにダウンロード学習コースも用意しています。
ダウンロード学習コースは電子書籍版のテキストと問題集、そしてビデオ講座、受験料1回分、認定料金が含まれております。
関連情報:SEO検定2級のダウンロード学習コース|全日本SEO協会公式HP
私は動画を視聴する時間を捻出できそうにないのと、テキストを紙書籍で欲しいという理由もありダウンロード学習コースの購入は断念しました。
2級以降の問題は難易度が高い部分もあり、セミナービデオも含まれるダウンロードコースを選んだ方がもっと理解を深めることができたかも…と少し後悔しています。
理解するのが難しい箇所があるので2級以降はビデオ講座付きのダウンロード学習コースを選んだ方が良かったもしれません。
SEO検定を短期間で合格するには以下のポイントに注意すれば良いでしょう。
・3級と2級の難易度がかなり違う。
・複数の級を受験するなら間をあけないほうが良い
・SEO検定の過去問題集を反復解答する
・書籍版のテキスト・問題集のほうが使いやすい点がある
・1級を受けるなら2・3級のテキスト・問題集も学習しておいた方が良い
特にひと月でSEO検定を複数受験するなら試験日は入念に選んで臨むのが良いと思います。
予算に余裕があるなら、交通費がかかっても複数の会場を利用して短期間で受験する方が効率的です。
また、テキストを紙版と電子版のどちらか迷っている方は紙版がオススメです。
問題集の解答には問題ごとに公式テキストの参照ページが明記されています。
電子書籍は問題集とテキストをスマホやタブレットの一画面で同時に開いて見るのは難しいので、紙版を購入して正解でした。
ただし、通勤中に学習する方は電子版のほうが良いかもしれませんね。
ここでまとめますと、SEO検定に合格することは短期間に集中的に勉強すればそれほど難しくはありません。
しかしSEO検定の合格はそれ自体が主目的ではないはずです。
特に私と同じような専業のwebサイト運営者や、アフィリエイターやSEOコンサルタントを目指す方はサイトを上位表示させることが本来の目的のはずです。
しかし分厚い参考書籍を全部読めない人も、検定合格という分かりやすい目標があることで集中して学べる人もいると思います(私)。
そんな方にSEO検定は特にオススメです。
受験者は大勢おりましたので、ライバルに負けないためにもぜひ早いうちに信頼性の高いSEO技術を習得しておきましょう。
一般社団法人 全日本SEO協会 SEO検定
SEO検定は最新のSEO技術を学べます。